海外ジャーナルレビュー : 「癌」

胃がん・大腸がんでのレゴラフェニブ・ニボルマブ併用が有望:REGONIVO試験
Regorafenib Plus Nivolumab in Patients With Advanced Gastric or Colorectal Cancer: An Open-Label, Dose-Escalation, and Dose-Expansion Phase Ib Trial (REGONIVO, EPOC1603) [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:Journal of Clinical Oncology
年月:June 2020
巻:38
開始ページ:2053
【背景】
消化器がんに対する免疫チェックポイント阻害薬としては、胃がんでのニボルマブや大腸がんでのペムブロリズマブが有効性を示しているが、他薬剤との組み合わせはどうか。日本National Cancer Center Hospital East(国立がん研究センター東病院)のFukuokaらは、胃がん・大腸がん患者でレゴラフェニブとニボルマブを投与する、用量探索パートと用量拡張パートからなる第Ib相試験REGONIVOを実施した。
【結論】
すべての患者は2ライン以上の化学療法歴を有し、96%は血管新生阻害薬による治療歴を有した。レゴラフェニブ160 mgでは用量制限毒性が発生した。用量拡張パートでは発疹のために用量は80 mgまで減量された。グレード3以上の治療関連有害事象として発疹、蛋白尿、手足症候群があった。客観的腫瘍奏効は、胃がん患者の44%、大腸がん患者の36%でみられた。無増悪生存期間はそれぞれ中央値5.6ヵ月、7.9ヵ月であった。
【評価】
ニボルマブとレゴラフェニブの組み合わせは、胃がん・大腸がんのサードラインで高い抗腫瘍効果を示した。胃がんでのATTRACTION-2試験(https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)31827-5)と比較しても併用治療は有望であり、第2相以降が注目される。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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