海外ジャーナルレビュー : 「癌」

非薬物療法性の進行がん悪心・嘔吐にもオランザピン
Olanzapine for the Treatment of Advanced Cancer-Related Chronic Nausea and/or Vomiting: A Randomized Pilot Trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:
ジャーナル名:JAMA Oncology
年月:June 2020
巻:6
開始ページ:895
【背景】
オランザピンは、がん薬物療法に関連した悪心・嘔吐に有効性が実証されている。University of Alabama at BirminghamのNavariらは、過去2週間に化学療法・放射線治療を受けておらず1週間以上の慢性悪心を有する進行がん患者に、オランザピンまたはプラセボを割り付けるランダム化比較パイロット試験を実施した(n=30)。
【結論】
ベースラインの悪心スコアは中央値9ポイント(0〜10ポイント)で、プラセボ群の患者では投与1日後・1週間後にも9ポイントと変化がなかった。一方でオランザピン群の患者では、1日後に2ポイント、1週間後には1ポイントに低下した。
【評価】
薬物療法に因らないがん患者の悪心においてもオランザピンが有効である可能性を示唆した。本研究はパイロット研究であるが、より大規模に追試されれば、進行がん患者における重大なアンメットニーズが満たされるかもしれない。
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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(癌)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)
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