海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

非肥満/痩身型NAFLD:最大の系統レビュー・メタアナリシス
Global prevalence, incidence, and outcomes of non-obese or lean non-alcoholic fatty liver disease: a systematic review and meta-analysis [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:The Lancet Gastroenterology & Hepatology
年月:May 2020
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
非肥満者の非アルコール性脂肪性肝疾患[non-obese (NO)/lean NAFLD]に関して数多くの研究が蓄積されてきている。Stanford UniversityのNguyenらは、24ヶ国からの93研究(n=10,576,383)を対象とするシステマティックレビュー・メタアナリシスを行った。
【結論】
NAFLD患者の19.2%が痩身、40.8%が非肥満であった。一般集団におけるNO-NAFLD有病率には、25%以下(マレーシア・パキスタン等)から50%(オーストリア・メキシコ・スウェーデン等)と大きな幅があったが、12.1%がNO-NAFLD、5.1%がlean-NAFLDであった。非肥満集団におけるNAFLD発症率は、24.6/1000人年であった。NO/lean NALFD患者の39.0% に非アルコール性脂肪肝炎(NASH)があり、29.2%で線維化が顕著、(ステージ≧2)、3.2%が肝硬変であった。NO/lean NAFLD患者の全死因死亡率は12.1/1000人年、肝関連死亡率は4.1/1000人年、心血管関連死亡率は4.0/1000人年、新規発症糖尿病は12.6/1000人年、新規発症心血管疾患は18.7/1000人年、新規発症高血圧は56.1/1000人年であった。研究間には高い不均一性があった。
【評価】
同グループは米国に絞った後向解析も同時に発表しており(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32319718)、NO-NAFLDは肥満NAFLDより15年累積全死因死亡率が高い、としている。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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