海外ジャーナルレビュー : 「救急医療」

フロセミド負荷試験はAKI重症化や腎代替療法を予測可能:系統的レビュー・メタ解析
Furosemide stress test as a predictive marker of acute kidney injury progression or renal replacement therapy: a systemic review and meta-analysis [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:救急医療
ジャーナル名:Critical Care
年月:May 2020
巻:24
開始ページ:202
【背景】
急性腎障害(AKI)の重症化と腎代替療法(RRT)の必要性の予測は容易でないが、フロセミド反応性はこれらを予測することができるか。台湾Chang Gung Memorial HospitalのChenらは、システマティックレビュー・メタアナリシスにより、AKIステージ悪化・RRT予測するためのフロセミド負荷試験の有用性を評価した。
【結論】
11件から、AKI重症化について517名、RRTについて1,017名、総計1,366名の患者が同定された。AKIステージ悪化についてのフロセミド負荷試験の感度は0.81、特異度は0.88であり、陽性尤度比は5.45、陰性尤度比は0.26であった。サマリーROCは0.88であった。RRT必要性についての感度は0.84、特異度は0.77であり、陽性尤度比は3.16、陰性尤度比は0.25であった。サマリーROCは0.86であった。フロセミド負荷試験のRRT予測能は、ステージ1-2のAKIでとくに良好であった。
【評価】
フロセミド投与後の尿量非反応はAKI悪化をよく予測し、RRTの必要性についても特に初期AKI患者で優れた予測能をもっていた。シンプルなリスク評価ツールとして有用だろう。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)
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