海外ジャーナルレビュー : 「救急医療」

早期警告スコアの開発・検証エビデンスは貧弱:系統的レビュー
Early warning scores for detecting deterioration in adult hospital patients: systematic review and critical appraisal of methodology [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:救急医療
ジャーナル名:British Medical Journal
年月:May 2020
巻:369
開始ページ:m1501
【背景】
入院患者における急変を早期に発見するための早期警告スコアが多数開発されているが、そのエビデンスはどの程度堅固なのか。イギリスUniversity of OxfordのGerryらは、システマティックレビューにより、成人入院患者での早期警告スコアの開発・外部検証を行った既存研究を評価した。
【結論】
95件の研究が含まれた。大半はアメリカ・イギリスでの使用を目的に制作されたスコアであった。予測アウトカムとしては死亡が一般的で、予測因子として含まれたのは呼吸数(88%)、心拍数(83%)、酸素飽和度(71%)、体温(71%)、収縮期血圧(71%)が多く、年齢と性別は半数に満たなかった。開発研究・外部検証研究とも、小さなサンプルサイズ、少ないイベント数が一般的で、加えて解析された集団の詳細や統計的手法についても十分報告しない研究が多かった。バイアスリスクは、含まれた全ての研究で「高い」であった。
【評価】
NEWSやMEWSなどが国際的に用いられているが、それらを開発・検証した既存研究の大半で方法論的な問題があることを明らかにした。早期警告スコアのパフォーマンス自体にも疑念を抱かせる指摘であり、将来の研究は方法論的により堅固なアプローチに従う必要がある。
関連するメディカルオンライン文献


大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)
おすすめ書籍:メディカルブックセンター
今日の治療薬 2020

今日の治療薬 2020
出版社:南江堂

5,060 円(税込)

診療報酬2020【BASIC】点数表

診療報酬2020【BASIC】点数表
出版社:医学通信社

3,300 円(税込)

指導士資格認定試験準拠 心臓リハビリテーション必携

指導士資格認定試験準拠 心臓リハビリテーション必携
出版社:日本心臓リハビリテーション学会

6,600 円(税込)

Medical Online English Site
冉巖 天巖 徭田 裕田 遍匈/天胆眉雫頭/忽恢繁撹篇撞壓瀛啼/嶄猟涙鷹忖鳥壓濆杰