海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

アメリカの心臓手術後患者は1割がオピオイド依存になる
Development of Persistent Opioid Use After Cardiac Surgery [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:JAMA Cardiology
年月:June 2020
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
アメリカでは心臓手術後にオピオイド使用が標準化されているが、後のオピオイド依存化リスクは。University of PennsylvaniaのBrownらは、25,673名のCABG・弁手術患者のデータを後向解析した。主要アウトカム・指標は、術後90〜180日以内に発生した新規オピオイド使用患者率であり、経口モルヒネ当量(OME)で定量した。
【結論】
持続的なオピオイド使用は、CABG後患者の10.2%、弁手術患者の8.1%で発生した。発生オッズは、女性(OR:1.15)・うっ血性心不全(1.17)・COPD(1.32)・DM(1.27)・腎不全(1.17)・慢性疼痛(2.71)・アルコール依存症(1.56)・ベンゾジアゼピン使用(1.71)・筋弛緩薬使用(1.74)で高かった。また、退院時のOME処方量が多いほど新規持続使用発生リスクが高かった。
【評価】
一般的待機手術ではこの率は3%とされており、心臓手術でのオピオイド依存化リスクは高い。アメリカ医療の大問題のひとつであり、患者でなく医療コミュニティの問題である。
関連するメディカルオンライン文献


大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
おすすめ書籍:メディカルブックセンター
今日の治療薬 2020

今日の治療薬 2020
出版社:南江堂

5,060 円(税込)

診療報酬2020【BASIC】点数表

診療報酬2020【BASIC】点数表
出版社:医学通信社

3,300 円(税込)

指導士資格認定試験準拠 心臓リハビリテーション必携

指導士資格認定試験準拠 心臓リハビリテーション必携
出版社:日本心臓リハビリテーション学会

6,600 円(税込)

Medical Online English Site
冉巖 天巖 徭田 裕田 遍匈/天胆眉雫頭/忽恢繁撹篇撞壓瀛啼/嶄猟涙鷹忖鳥壓濆杰